ニコル服の作り方

簡単にできるニコル服の作り方

ニコル用甚平(上衣)

ニコルに着せる甚平の作リ方です

初心者の方でも作れるように

なるべく簡単な作り方にしてあります

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こちらはツイッター(ばん@bam65bi)のフォロワーさん向けの作り方の説明です

型紙はツイッターのほうでプリント番号を出しています。そちらをご覧下さい。

 

①布に型紙を写して切り出す

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同じパーツはなるべく布の向きを合わせる

縫い代の分を考えて取る

(100均の手ぬぐいで作る場合縫い代がほどけやすいので多めにするかふちかがり、ほつれどめするなど工夫してください)

 

②ひもを4本縫い代を折り込んで縫う。片端は縫い付けるので閉じなくても良い

(出来上がりが細いので縫い代は細めに)

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③後ろ身頃の背中をエリから印Ⓑまで縫い合わせる

   縫ったら開いて縫い代も開いておく

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↑後身頃のエリのカーブに少し切り込みを入れておく


④肩 前と後ろを縫い合わせる

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⑤肩の縫い代を開いて、肩上げの線で山折り、谷折りしてマチ針でとめる。

山折りしてかぶせた布の端を縫っておさえる。

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※「肩上げ」は本来子供用の着物を成長に合わせほどいて広げるためのものです。ニコルには必要ないですが形がかわいいのでつけてます。めんどうであれば肩上げを無くして身頃の巾をを左右15mmずつ減らして作ってください。裾は狭くなりますが。

 

⑥身頃に袖を合わせて縫う

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※袖にはしごレースをはさむと見た目がかわいいです(人間の場合は風通しの意味もあります)

付けるのなら身頃と合わせる前に袖のパーツに付けておきます。

付けたい場合は後述の【はしごレースをつける場合】を見てください

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ここまで出来ました

 

これから脇を縫っていきますが、

合わせの向きを間違えないように右の脇から縫っていきます。

合わせについては下に詳しい説明を置いておきます。

順番に縫えば問題ありません。

 

脇の下と袖の根元は縫い合わせずに5mmくらい開けておきます。カッチリ縫ってしまうと固くなって見た目も動きも悪くなります。

 

⑦開いて右前身頃の上にヒモを乗せます。

型紙にヒモ乗せ位置が描いてあるので印を付けておく。

脇の下(袖の下)5mm(黄緑の印の部分)は縫わずに開けておきますのでその下に乗せてください。

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  後ろ身頃を乗せてはさみます。

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  ヒモの端が右脇の縫い目にはさまるように位置を決めてマチ針でとめます。脇と一緒にⓒから裾まで縫います。

 

⑧左の脇を縫う。

脇の下の空き部分(黄色い印部分)は縫わない。

袖下を少しあけて、Ⓒから裾まで縫います。

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Ⓒのすぐ下(ウラ側)のヒモ付け位置にヒモを縫い付ける。

脇と一緒に重ねて縫っても良いし、縫いにくい時はヒモはあとで縫い付けても良い。

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  ⑨袖の下を縫う。脇の下の空き部分5mmは縫わないで残しておく。

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⑩袖口を折り返して縫う

端の処理をしてあれば折り返し、切りっぱなしなら脱ぎ着の時に擦れるので三つ折りにしたほうがよい

(ほつれやすいので)

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⑪脇の下の空き部分は縫い代がほつれたりはみ出ると見栄えが悪いので、気になる人は縫い代をかがりつけると良いです

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ここまで出来ました。あとは裾を処理してエリを付けます。

 

⑫前身頃のフチから裾、背中の割れ目、裾、前身頃のフチまで一気に縫います

端の処理がしてあれば折り上げて、そのままなら三つ折りにすると綺麗に仕上がります

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(↑画像撮り忘れたのでエリついてますがエリはまだです)
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⑬エリを付けていきます

つなげた身頃を表にして置き、エリのパーツを合わせて細かくマチ針でとめていきます。エリのパーツは微調整が効くように型紙を長めに作ってあります。片方の端から縫い代分フチよりはみ出して身頃にマチ針でとめます。

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そのままていねいにマチ針でとめていき、

エリパーツの余った部分を縫い代を残して切る。

端から端まで合わせて縫います。

ひもや袖を一緒に縫わないように気をつけて

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⑭縫ったエリパーツを上に折り上げます

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裏返して、もう一方の縫い代に折り目をつける

半分に折り畳み身頃の縫い代にかぶせる

端の部分もきれいに折り込んでマチ針でとめる

(ごちゃついて余分な縫い代は切る)

ヒモは端にはさんでもあとから付けてもどちらでもよい。

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最後につけてないヒモがあればつける

(右脇の外に出るヒモだけは縫ってない方の先っぽを必ず身頃と一緒にはさんで縫うこと)

 

上衣が完成です

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【はしごレースをつける場合】

肩にはしごレースをつける時は縫い合わせる前に袖につけておきます

これがはしごレースです

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①はしごレースの外側の幅(赤い印の幅)を測って型紙の袖丈をその分短くします

縫い合わせるのは水色ラインのところです

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②袖の長い辺(肩側)とはしごレースのきわをマチ針でとめて縫い合わせます

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③開いて縫い代を袖側に倒しビラビラしないように縫いとめます。表に縫い目があまり出ないように布と同じ色の糸で縫うと見た目がきれいです

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④はしごレースの端までが袖の型紙と同じ長さになっていると思います。

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はしごレースの外側のラインと身頃の線を中表に合わせてマチ針でとめて縫ってください(黄緑色の線)。袖の縫い代は縫わないように。

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【合わせについて】
着物や甚平の場合、左身頃が上になるように着るのが決まりです。ニコルなので常識にとらわれなくてもいい気もしますが、指摘されることもあるので合わせの向きは気をつけましょう。間違って作ってしまってもかわいければ良いと思いますが(笑)

合わせの向きのおぼえかたとしては
❶着た時にエリが y(ワイ)に見える
❷右利きの人が胸元に入れたお財布を取り出しやすいように左が上
のように覚えると覚えやすいと思います。

 

 

ズボンの作り方は

https://bam65bi.hatenablog.com/entry/2018/06/27/135109